第6回例会

 参加人数は延べ12人。高崎方面からの参加者は金井さんだけだったが、いろいろと野心的なプレイが展開されていた。把握している限りをここに報告させていただく。


 『Leningrad(SPI)』にてウォーミングアップをこなしていた遠田さんと栗原さんが投了したのを受けて、宮永と遠田さんで「ミシシッピ・バンザイ作戦(XTR/国通)」をプレイ。私が大日本帝国、遠田さんが第三帝国である。XTRオリジナル、Jコマンド28号、Jコマンド別冊版と、3種のバンザイを持つ私としては、ここで一発、本家謹製のコンポで勝負を挑むというのが、いかにもな感じで好きだったりするのだが、マップはともかく、あまりにもユニットがしょっぱすぎるという理由でにべもなく却下。折衷案として28号付録で勝負することになった(これがユニット紛失疑惑につながってゆく)。


開始状況図。独軍左翼はヴィシー・フランス、中央は「弱い」SSである


 独軍右翼とセントルイス西方に強烈な一撃を加えて、中央部を一挙に包囲した後に、そのまま左翼の快速ユニットが旋回して、フォート・マジソンを突き、右翼の部隊でセントルイスを包囲しつつ、独軍増援の反撃に備えるというのが、日本帝国軍の方針である。果たして、このもくろみは、当初順調に進展するものの、やはりZOC無しゲームの宿命か、包囲網の隙間から続々と逃げ出す独軍守備隊。それでもIRC(帝国ロケット砲軍団?)の悪魔的火力により、次々に粉砕される独軍は、フォート・マジソン南方で包囲の輪を閉じられ、大損害を受ける。しかし……


4ターン:第5装甲軍や第6SS装甲軍の増援を受けるも、すでに最終ラインはミシシッピ川


 この「劣等人種」の進撃に驚愕した総統閣下は、いきなり第4航空艦隊の派遣を許可したかと思うと、さらに第5装甲軍まで付けてくる念の入りよう。まあ、第5装甲軍が登場すれば、これを追って、2世部隊やらネイティブ・アメリカンの皆さまやらの騎兵部隊が登場するので、面白くはなるのだが・・・などと気持ちに整理を付けつつ、アパッチやらクリークやらナバホやらをセットアップしていると、11個あるはずのユニットが1個足りない!というか、2−1−6のユニットが1つや2つ出てこなくても、何を今更的なものなのだが、そんなアバウトな私にも、ゲーム関係の紛失物発覚は、悩み事リストの最上位を占めるべき大事件である。しかし、帰宅してからすぐに調べたところ、出荷段階でのユニットの付け忘れであった事が発覚し、「信玄最期の戦い」ユニットシートに、見事コマンチ騎兵部隊を発見して、まずは一安心。
 
だが、マップ上の展開は悲惨の一言に尽きる。先の第4航空艦隊、第5装甲軍に続き、2ターンにはケッセルリンクとホトが指揮を執り、3ターンには第6SS装甲軍、4ターンにはヘルマン・ゲーリング空挺軍団が降下してきたかと思うと、5ターンには第1空挺軍、6ターンにはSS軍団「ケーニヒス・ルェーヴェ・コー」と、ド級増援の目白押し。特にHG空挺軍団に至っては、IRCを葬るためを大義名分に、


ひまわりの花


 この有様である。もっとも、この攻撃は無惨に失敗し、反転してきた2世部隊との共同攻撃によって、HG空挺軍団は半壊する。
 
この増援状況にもめげずに、左翼全面での飽和攻撃を敢行して、確実に独軍ユニットをすりつぶす日本軍は、遂にフォート・マジソンにまで到達するが、ここで第5装甲軍の精鋭を率いるのは、防勢巧者のケッセルリンク元帥。河川・街・ケッセルリンク防御修正によって、なんとフォート・マジソンは5コラムも防御側有利の修正を得てしまう。まさに北米のモンテ・カッシーノである。
 
こうした状況を打開するために、遂に天皇に対して直訴を敢行した帝国軍は、現場の裁量にて好きな部隊を受け取れることになり、ここで関東軍工兵隊を動員。クレイモア地雷や特殊装備を扱うスペシャリストとして、都市ヘクスでの戦闘に限り、戦闘・防御力が「9」になるという、超絶ポンチ部隊である。この部隊の登場によって、セントルイス攻略に余裕を得た日本軍は、抽出した部隊を編成して、セントルイス西方にて攻勢をとるが、ここに立ちふさがったのは、マウス重戦車を集中配備されたSS軍団「ケーニヒス・ルェーヴェ(キング・ライオンなどというネーミングは決して許さない)」。彼等は関東軍の到着に奢る日本軍の配置の隙をつき、IRCを中核として編成された打撃部隊スタックを個別包囲し、これをことごとくDEにて葬り去る大勝利。ダイス2回で完全戦力の7ユニットを喪失した日本軍は、意気消沈甚だしく、ここで大量のルール解釈ミスを発見したこともあり、投了となった。

・移動に際してZOCを無視できることを、補給線の設定と混同し、超フレキシブルな補給ルールでプレイしてしまった。

・初期配置、日本は空挺部隊を使用できることを見落とす。

・第5装甲軍と、日本軍2世・ネイティブアメリカン部隊の登場ルールの間違い。

 ルール解釈ミスは上記の通り。特に補給に関する間違いの意味は大きく、極端なことを言えば、まったく別のゲームをしていたようなものなのだが、それでも、酸欠症状を覚えるほどの歓喜と絶望を味わえるゲームであったことは大変な僥倖。次回対戦が心から楽しみである。


『孔明北伐』テストプレイ之図
こういう所から磨かれてゆくのですね


私と遠田さんが、ある意味、救いようのない日独最終決戦をプレイしている間に、山岸さんや中野さん、金井さんが到着。特に今回、金井さんは「孔明北伐」と「五虎三国志K」という国産ゲームのテスターを引き受けたとのことだったので、金井さんがルールマスターとなって、山岸さんと中野さんが対戦。いろいろと重要な示唆を受けたようだ。以下、金井さんからのプレイレポート


 3月9日にプレイしたゲームを報告します。主にてんしんろうさん作のゲームのテストプレイをさせてもらいました。

てんしんろうさんのHP。
http://miyabi.gaiax.com/home/tensin

 てんしんろうさんの依頼もあって、五虎三国志2については、こちらにリプレイを投稿してあります。メールの下の方にほぼ同文のものをつけてあります。
 
まず孔明北伐ですが、これはエリア式、6当たりの戦闘解決で、孔明の南蛮征伐と5次にわたる北伐を1ターン1年で描きます。私はルールの説明役になり、中野さん(魏)と山岸さん(蜀)のふたりにプレイしてもらいました。
 開始後、蜀の主力が南方に行っている間に、漢中を魏が占領しました(蜀軍は初期配置の1ユニットしか居ませんでした)。その後、蜀軍が北上しはじめたところ、魏軍は司馬懿の移動制限を解除するため、漢中を空にしました。主力は陳倉に魏興に孟達、他いくつかのエリアに1ユニットという配置です。
 蜀軍は漢中を通過で回復後、魏軍主力と激突、先鋒戦は超雲が出て優位でしたが、合戦となると早々に退却していました。イベントカードは互いに看破で未然に防がれ、蜀が再び攻勢に出ましたが、前回と同じパターンとなり、にらみ合いに先にしびれを切らした蜀軍は漢中から東の魏興へ出て孟達+軍団を撃破しました。その間、魏軍は武都(漢中の西)を制圧(蜀軍もそこそこの部隊を置いていました)。ここで、魏軍の補給路が武威にも通じてることが説明から抜けてしまっていた影響もあり、蜀軍はさらに魏興から長安を突き、魏軍は長安へ守備隊を送るとともに剣閣(漢中の南。蜀軍の補給路)に兵を向けました(漢中だったかも)。攻城戦用カードの雲ていは看破され、補給切れでは、孔明であって(司馬懿が相手でなくて)も攻略は難しく、補給路上に有力な魏軍が居座った状態になりました。
 ここで、他のゲームが終わる等で、3人手の空いている人が出たので、五虎三国志をプレイできそうになったのと、私自身のルール把握度が低く説明不足は明らかだったので、孔明北伐は打ち切りにさせてもらいました。中野さんと山岸さん、すいませんでした。


 また、別宅では、久しぶりに参加の入江さんと栗原さんが、「日露戦争(EP/国通)」をプレイ。旅順攻略には手間取っていたものの、遼陽方面では順調にロシア軍を撃破していた栗原日本軍が、辛勝を収めていた模様。それでも、勝敗は最後の入江ロシア軍のダイス目にかかっていたとのことなので、やはり手に汗握る名作ゲームである。


 先生と神村君は、朝っぱらからThirty Years War(GMT)をプレイ。午後には別ゲームのテストプレイがあり、拙訳が完成したということで、キャンペーンではなく、「黙示録(アポカリプス)」シナリオを選択。神村君率いる新教軍は、スウェーデン軍がまずウィーンへの関門を破って包囲を試みるも、わずかなところで兵力が足らずこれを断念。ネーデルラント方面では、一進一退の攻防が続くが、エリアの荒廃がひどくて、まともな作戦が行えず、完全に膠着。引き分けとなっていたようだ。これまでキャンペーンゲームでは、なかなか「アポカリプス」までたどり着けなかったので、これを体験できた意味は大きいだろう。次回はWilderness War(GMT)に意欲を見せていた二人だった。


「Thirty Years War」が終わったのを見計らって、今度は「五虎三国志K」のテストプレイ。これに関しては、ほとんど見学できなかったので、会員からのプレイ報告が待たれるところである。呂布が孔明&黄忠をぶち破って、孔明の首をはねた、などというような黙示録的破滅が展開していたようだが、終始、歓声が絶えない好ゲームのようである。以下、金井さんからのプレイレポート


『五虎三国志K』:シンプルながら、軍の再建が早いので、プレイヤーが簡単に脱落することはないとのこと


 てんしんろうさんの五虎三国志2を6人でプレイ。担当プレイヤーはチットを引いてもらって決定しました。

善如寺 劉備

神村 曹操

先生 孫権

山岸 馬騰

中野 袁紹

金井 劉表

 私「献帝所有者による強制同盟以外は同盟ルールはないんで、後はプレイヤーの信義次第で。」
 
先生(神村さんに向かって)「俺達のあいだにそんなものは元からないよな(宮永註:非常に好戦的な「先生」は、本当に小学校の先生なので、あえて本名は臥せてあります)」 

 1ターン目、献帝を持つ曹操は劉備と同盟し、最初にチットを引いて袁紹を攻撃しました。馬騰は長安へ、劉表(私)は漢中へ。孫権は高校の後輩である劉備を脅しつけつつ、中央へ向かいました。事件は天命によって起こりました。馬騰のときに黄巾賊が出て、サイコロで劉表と孫権の領地が荒らされたのですが、ちょうど劉表のいるエリアでは、軍団が消滅して戦死チェックとなり、いきなり滅亡するところでしたが、何とか死亡は免れました。
 
その後すぐに孫権の天命フェイズで北狄が出たので、馬騰への報復として、武威・天水が占領され、馬騰はいきなり出遅れることになりました。その後、馬騰が天水を奪還し、1軍団ユニットだけを天水に置いておいたところ、再び孫権のとき北狄が出て、武威・天水が占領されることになりました。一方で袁紹は、黄河の南へ曹操を押し返しますが、やはり孫権の北狄に攻撃され、それ以上の余力はありません。曹操もまた消耗していたのですが、不思議と消耗すると外国の使者がやってきて、兵力を回復していました。
 事件はまた孫権のイベントフェイズで起こりました。人材登用で呂布を引いてきたのです。周喩と組み合わせで修正は4。無敵です。もともと孫権に脅されていた劉備は、玉璽を召し上げられるかわりに生産力のあるエリアを与えられていましたが、ますます孫権には逆らえず、曹操からは強制同盟を結ばされていたので、袁紹とぶつかることになりました。
 
劉備以外のプレイヤーも呂布には逆らえません。しかし曹操プレイヤーと孫権プレイヤーはどんなゲームでも対立する宿命らしく、孫権が洛陽を目指してきても融和策は考えられないようでした。そのため、孫権のいる方面には、あまり兵を置かず、馬騰と袁紹の領土を侵食して西に生存圏を確保しようとしました。かなり賭の要素のある攻撃を気合いで成功させ、狙いどおり西進し、時間を稼ぎます。また、南蛮を出し、劉表・孫権にいやがらせをします。予章に出た南蛮は、安全地帯にいた孫権コマをおびやかしますが、結局は退治され、孫権はことなきを得ました。孫権は袁紹と結んで曹操を挟撃しようとしますが、袁紹は強制同盟を結ばされ、結局、劉備との争いに専念しました。
 その間、劉表は序盤に豊作で蓄えた兵力にあぐらをかいて、日和見していましたが、ついに諸葛亮を引き、黄忠と組み合わせて、化け物退治と称し呂布の隣接エリアに進出します。しかし、先制攻撃を受け、それが4回全てヒットし、戦死チェックを受ける羽目に。それも連続して1を出し、2名とも死亡。あわてて卑屈に出て攻撃をかわそうとしますが、覆水盆に返らず。一方的に攻撃されることになりました。
 そのころ、国力に劣る劉備は袁紹に滅ぼされてしまいました。ちょうど曹操プレイヤーが用事で帰ったところだったので、引き継いでもらうことにしました。呂布(孫権)の矛先は劉表に向かっていたので、曹操は袁紹と対峙することになります。いまや袁紹は超雲もしたがえ、広大な領地を持ち、孫権ともむすんでいます。曹操は強制同盟を結ぼうとしますが、孫権が袁紹にただで玉璽を渡したためうまくいきません(厳密には指名された瞬間に持っていないので、無効かと思いますが、玉璽を持っている勢力が横やりを入れることも可能かと考え、認めてプレイしました)。
 一方、北狄のおかげでやる気をなくしていた馬騰ですが、ここに来て、天命が調略に巡ってきました。対象はもちろん呂布。周喩は屠られ、孫権の攻勢も一時は停滞します。しかし、呂布は馬騰に合流するため西進し、結局劉表プレイヤーは蹂躙され、またまた人材登用で引いてきたカクも兵力不足は補えず、再開された孫権の攻勢によって、長江の南に追いやられてしまいました。
 結局、ゲームを終了に導いたのは、北狄でした。曹操プレイヤーのときに出て、袁紹の背後に出てきたのですが、そこに前の北狄の残党狩りの影響で袁紹コマがあり、袁紹が戦死してしまいました。北狄なので、どうルールを適用するか迷ったのですが、曹操プレイヤーのフェイズなので、袁紹の勢力は曹操のものとしました。その結果、曹操プレイヤーの勝利となりました。
 プレイヤーの感想を拾ってみますと、呂布がなぜオプション扱いなのか、わかったという声がありました。何人かから一致して出たのは、英雄が死ぬと即終わりではなく、後継者を出させて欲しいというものでした。また、武将ももう少し補充したいという意見もありました。レーティングも1種類3段階ではもの足りないとも。全体としては、なんといっても献帝と天命がよく効いていて、曹操が引き立っていたと思います。馬騰は巡りの悪さもあったのですが、移動の余地があまりないので、ちょっと苦しいかもしれません。その意味では、シナリオとして、1と同じ東部のみを扱う5人シナリオがあってもよいかもしれません。北狄・南蛮が思ったより出るので、完全に背後が安全な勢力がないのもよく工夫されているな、と思いました。
 今回でた意見のなかでは、後継者ルールは一考の余地はあるのでは、と思います。プレイヤーに滅ぼされたのならともかく、いきなり黄巾賊や北狄・南蛮にやられる可能性もあるので、他のゲームにもありましたが、せめて阿斗ユニットを1つつけるとか。


「日露戦争」を終えた栗原さんと入江さんが、今度は「Clash of Giants(GMT)」を対戦。栗原さんがドイツ軍。入江さんがロシア軍であったが、ロシアは第1軍、第2軍とも移動力決定の出目が非常に悪く、ほとんど前進できない序盤。そんなロシア軍に対して、積極果敢に攻勢(笑)に出るドイツ軍という、なんとも味わい深い展開の中、ロシア第2軍は早々に壊滅し、第1軍もセットアップ地点から3ヘクス程度しか前進できていないと言う、一方的な殺戮劇が展開していた。これにて入江さん、本日、ロシア軍で2連敗を喫し、革命は予定よりも遙か早く勃発する(笑)。


『フリードリヒ大王(AH)』:これはセットアップ状態かな?


 『五虎三国志K』が終了し、6人はそれぞれの対戦に散る。タイミング良く、高野さんと細井さんが参加してきたので、山岸さんが高野さんをつかまえて「フリードリヒ大王(AH)」をプレイ。残念ながら詳細は不明であるが、同テーマにてはいまだに語り継がれる名作ゲーム。
 この頃、『ミシシッピ・バンザイ作戦』を終えた私は、先日入手したばかりの『D-Day(翔企画)』のプレイを目論むが、初期配置やらユニット記載にエラッタがあることを思い出し、意欲減退。丁度、入江ロシア軍をノメして意気あがる栗原さんをつかまえて、コマンド43号にてライセンスされた『スパルタクス』をレクチャーすることに。


『スパルタクス(XTR/国通)』:コンポーネント一新で、はるかに遊びやすくなった古代戦傑作ゲーム。
1人でも多くの人にプレイされることを祈ってやまない


 栗原さんが反乱軍。私がローマ軍を率いる。とりあえず初めてのプレイヤーには、反乱軍をしてもらった方が、展開が多彩なのでやりやすいと思う。序盤、反乱軍は北方のローマ2個軍団を刺激しないように、南イタリアで戦力を整え、早々に大軍を擁するものの、ゲリラ的に出動しては、1ターンの戦闘で引き返してしまうローマ・ネアポリス守備隊に手を焼いてしまう。しかし4ターンになると、キリキア海賊が味方となり、イオニア海の制海権確保に成功して、ルカニアの反乱軍をシチリアに派遣することも可能になるのだが、反乱軍はこの冒険を犯さずに、軍の強化を急ぐ。この頃、反乱軍がスパルタクス本体と、カンニクスの部隊に大きく割れたのを見たローマ軍は、5ターンの増援と合わせた4個軍団をスパルタクスにぶつけようとしたが、あと一歩で届かず。しかし、反乱軍はこのローマ軍を、あえて自分から攻撃して、奴隷ユニット12個もの損害を受けて撤退する。しかし、このあとすぐにカンニクスとの合流を果たした反乱軍は、民族ユニットを中核とした非常に強力な編成になっており、ローマは10ターンの、クラッスス動員を決意。ここで残念ながら時間切れとなり、投了する。栗原さんには、シンプルなシステムながら、ユニットのアップグレードや、編成の配分に非常に神経を使う好ゲームとの印象を得たようである。


『Siege of Jersalem(AH)』:気づいてみれば無名戦士で5個も保有されている古代戦SLG


 金井さんと中野さんはSiege of Jersalemを対戦。時間的には触りしかできないのだが、次回につなげるチュートリアルとのことで、シナリオ「ガルスの突撃」をプレイしていた模様。私が2個、遠田さん・金井さん・中野さんがそれぞれ1個の、計5個も保有されているゲームなので、いつの日にかキャンペーンを!


『ロシアン・キャンペーン2(Jedko/CMJ)』


 遠田さんと入江さんで、ロシアン・キャンペーン2を対戦。遠田さんがドイツ軍、入江さんがソ連軍である。以下、遠田さんからのプレイレポート


 『RC2』のリプレイ報告をします。正味1時間30分くらいですかね・・・42年1/2月まで5ターンのプレイができました。フィンランド軍の配置をすっかり忘れるというポカもありましたが、第1ターン第1インパルス、南方軍集団の攻撃が大成功(あまり効かない)。北方・中央では戦線が膠着する(これもまた効かない)というハプニングでゲームスタート。しかし、お約束どおり第2インパルスでこの辺を片付け、無事に事なきを得るドイツ軍。そして2ターン(41年7/8月)、中央軍集団はミンスクを、南方・ルーマニア戦区ではオデッサ占領。3ターン(41年9/10月)、中央軍集団はスモレンスク、南方軍集団はキエフをそれぞれ占領し、モスクワへの門が開いたかに見えたが、北方軍集団は、この時期にやっとリガを占領するというていたらく(軍集団長は久●氏だったのかも……○野氏ならやりかねない……)。レニングラードへ41年中に取り付くのは不可能となる。さらに、4ターン(41年11/12月)降雨による泥濘の発生!次のターン(5ターン(42年1/2月))の天候は降雪となってしまうので、ドイツ軍は穴ごもりならぬ都市ごもりを・・・とも思ったが、モスクワ前面のへクスに歩兵2個軍団が隣接可能を見たドイツ軍は、ミニタイフーンを敢行。オッズ1:4でもスツーカ支援で2:1までもっていける。1/3確率でモスクワを占領できてしまう。夢のような可能性である。
 これを実行せぬドイツ軍プレーヤーはいない!? しかし決定的場面でサイ振りに自信がないヒトラー遠田は、会長宮永に相談

 「5の出るサイコロ貸してヨ」

 この超弱気が見事に爆発。会長自慢の「太い目しか出ないサイコロ」を振ったところ・・・・「1」・・・・結果、攻撃側のみ損害・退却。結局、4ターンのミニタイフーンは失敗に終わり、降雪の5ターン(42年1/2月)はモスクワ前面で、約2へクスあけてドイツ、ソ連のハイスタックのにらみ合いでタイムアップ!勝敗つけがたい状況のため、私(遠田)、入江氏両者とも42年のプレイを続けたい気持ちのままゲーム終了。


 『スパルタクス』対戦卓の横で、非常に盛り上がっていたが、今日の入江さん、全てロシア(ソ連)軍を率いて3回対戦し、2敗1分けといったところ。最後に面目を保ったようだ。
 また、別卓では、先生が善如寺君に『Thirty Years War(GMT)』をチュートリアル。Early Warシナリオを3ターンくらいまで進めていたようだ。終了間際の2時間に、一気にこれだけの卓が立つのだから、皆さん、やる気満々である。次回も熱戦が期待できそうだ。と言うわけで、次回、私の対戦希望は『Matanikau(The Gamers)』と『日本の進撃(HJ)』だが、さて、相手はいるだろうか?




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