第21回例会 |
無名戦士・第21回定例会の報告です。会場の文化むらがお盆休み期間中休館だったので、この日程になったそうです。管理人は用事があって、大阪港にいっていましたよ。何もなければ、ミドルアースさんにお邪魔して、齋藤君とGBoHする予定だったんだけどなあ。ほーみたいっ おーさーかべいぶるぅーす。では、遠田会長より全体基調を。 |
第21回例会、8月17日に無事行われました。今回私のテーマは『沖縄』……・疲れました。設楽さんありがとね。今回の参加者14名、夜7時くらいになって、高野氏及び武田氏(元羽生メンバー、今後の参戦が期待できそうです)が様子見に顔を出してくれました。そして確認できた対戦は、
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こんなところでしょうか。並べてみるとまた結構やってますね。では、私の担当レポートを2つ紹介します。 |
『ロボジッツ(GDW/国通)』 『沖縄』で疲弊しきった設楽氏とえんだでプレイ。軽いゲームをセレクトしていたらなんとなく決まってしまった。当初は『1941』あたりでも・・と言っていたが、『1941』なら後で対戦者も見つかるだろうってことで、めったにできないであろう『ロボジッツ』に決まった。 オーストリア:設楽氏(白) このゲームはマップ全面に霧がかかっているという設定で、すべてのユニットを裏返し(戦力不明)で配置する。この霧はターンが進むにつれて高所から徐々に晴れはじめ、7ターンからは全面晴れるというからくりである。霧かかかっている部分は砲兵のLOSも通らず、戦闘終了時に敵に隣接していないユニットはまた裏返せる。ゲーム開始時の攻撃側はプロイセンであり、マップ中央から南部に流れる小川より南にいるオーストリア軍は、この霧が全面的に晴れるか、小川の対岸にプロイセン軍が隣接してこないと小川を渡って北上することができない。これによって上記条件が整うまでのオーストリア軍は全戦力の約半数で、すべてのプロイセン軍を相手しなければならない。 |
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作戦はすぐにきまる。我がプロイセン軍は霧が晴れるまでに小川北部のオーストリア軍を殲滅し、ロボジッツ村を奪取するのだ。ってことで、威勢良く飛び出していったプロイセン騎兵隊だが、射撃に結構もろい。白兵戦前の防御射撃によって騎兵隊はみるみる消耗していく(戦闘システムは、射撃戦→モラルチェック成功部隊による白兵戦の2段階システムである。前に宮永君とやった『アルマ』に似ている)。騎兵消耗が甚だしかったが、やはり多勢に無勢。霧が晴れるターン前にロボジッツを奪取。設楽氏の投了でゲーム終了となった。しかし、毎回何のゲームやってもよく損害を出すえんだである。今回も薄氷のロボジッツ奪取といってもよいであろう。この後、南に陣取っているオーストリア軍と戦えるとは思えないほどの死傷者を出していた。シチュエーション的には、川中島の合戦ですね。八幡原で上杉勢に押されまくっていた武田勢が千曲川を渡ってきた武田援軍に助けられる……ゲーム開始時霧がかかっているとこなんかも似ていますね。国境を越えて歴史は繰り返される……でしょうか。 |
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続いて、あまり時間を利用して対戦した神村氏との『Panzer Grenadier』のプレイ報告。 シナリオ『フェーヘル』:マーケットガーデンもので、ドイツ第10SS装甲師団の反撃シナリオです。神村氏は初めてということで、15分程度の説明の後、「神村氏:連合軍」「えんだドイツ軍」でスタート。 |
それでは、片山さんの『War and Peace』のレポートです。 |
このシナリオ、使用マップは1枚でユニットも少なく、特別ルールもないのでチュートリアルには最適。ドイツ軍4枚の最強装甲ユニットをどう連合軍がかわすか、もしくはドイツ軍が連合軍を蹂躙するか……展開としては、前面に押し立てたドイツ装甲部隊スタックの攻撃が決まり、このゲームのドイツ軍には悪夢ともいえる燃料切れも起こらず、かなりの米軍パラシュート部隊を葬った形で終了となった。わたしも久しぶりのプレイで忘れているルールもあったと思うが、ライセンスの暁には、新コンポーネントで是非プレイしたいゲームです。システム的にも十分通用すると思います。新プレイヤーたちには斬新とも思えるでしょう。また、当日は金井氏が写真にあるゲームを贈呈してくれました。会員たちがハイエナのようにもって帰りました。 |
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設楽さんからは、『沖縄(3W/国通)』のレポート。これは重いゲームですね。テーマ的に、私はちょっと目をそむけてしまいますが、レポートは興味あります。 |
今回は前々からプレイしようと言い続けてきた『沖縄(3W/国際通信社)』を遠田さんとプレイした。 |
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さて、高梨さんがいらっしゃるとかなりの確立でフルマップ2枚が広がりますが、今回は『ヒトラーズ・ラスト・ギャンブル(3W/ヨシカワ)』とのことで。報告は、無名戦士のヒッパルコス(またか)、渡瀬君です。 |
『HITLER'S LAST GAMBLE(3W/国通)』 高梨(ドイツ軍)vs渡瀬(連合軍) この間発売されたHLGですが、今回は取り敢えずの練習と言うことで選択ルール無し、上級ルールありで、「最後の電撃戦」シナリオをプレイしました。 http://www22.big.or.jp/~famas/HLG/ 1ターン、突破こそされなかったものの、南ではDiekirch全面2ヵ所がFFによりステップロス、北では機動予備だったパイパーが突破フェイズに前進、D2xで食い込まれます。続く第2ターン(16PM)、奇襲、夜間と言うこともあって限定ZOCの連合軍の隙間に少しずつドイツ軍が浸透、パイパーは完全ZOC無視の特別ルールで後方に回り込みます。南方ではOur川を越え始め、バストーニュに少しずつ迫ります。 |
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これに対し連合軍は第9Armを一時的な抑えで北方へ1ユニット送り、戦線を後退(パイパー戦闘団自体にはZOCがないため回り込まれても何とか逃げられるのです)。何とか戦線を維持します。 |
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次は、コンタクトのきっかけは大阪だったのに、実は管理人の高校の先輩で、現在、千葉在住の岩谷さんより、当日のレポートを。 |
2003年8月17日第21回例会のレポートです。 私、いわたには当日午前中は仕事。午後から参加させていただきました。早速、本題を。 第1戦目:日露戦争(エポック/国際通信社) 言わずと知れた名作の誉れ高いこのゲーム、私はエポック版を所持しておりますが、今までほとんどソロでのプレイであったため、対戦できることが非常に嬉しく思いました。私がロシア軍、相手の方(名前をお聞きするのを忘れていました。申し訳ありません。対戦となると舞い上がってしまいます)が日本軍を担当しました。 |
誰かが言っていましたが、普通のゲームではあまり使わない「●●最強」みたいな冠が、なぜかこのゲームでは多用されるとのことで、不思議なゲームです。それだけ広くプレイされている事の証明ですが。 同じく、岩谷さんより『太平記(SS/GJ)』のレポートを。 |
第2戦:太平記(SS/GJ) 私このゲーム初めてでした。生まれも育ちも東毛の私にとって「新田」とか「足利」とか出てくるだけでやたらとコーフンしてしまいました。日露戦争と同じ方との対戦で、私が公家方を担当しました。 |
どうもありがとうございました。私、『太平記』も大好きですが、GJ8号の『百年戦争』にもかなり興味があるんですよね。こんど先生とやってみようかな。 レポートとしては最後になりますが、入江さんより『Ring of Fire(MiH)』のレポートを。入江さん、本当にこのゲームが好きですね。ところで、この時、春日さんは何をしていたのでしょう? |
『リング・オブ・ファイア(MIH/CMJ)』プレイ報告 ドイツ軍プレイヤーは私、入江。ソ連軍プレイヤーは左翼が金井さん、右翼がまたさん、という布陣です。 第1ターン、ドイツ軍プレイヤーにとって悪夢以外何物でもない瞬間である。ソ連軍は、砲撃マーカーと全力攻撃を多数活用し、「Shapino」附近、とその西方5〜6へクス目の突出部、「Stavgorodok」より東方2へクス目、それから、「Stavgorodok」より西方5〜6へクス目の森林地帯において、ステップ数の無いドイツ歩兵連隊を、次々と除去。とてもこの部分はドイツ軍にとって、拱手傍観しているしかないのだが、ソ連軍の「Shapino」附近の突破の成功は、その附近の森林地帯に2個歩兵連隊を孤立させるに至り、その地区の戦線に穴を空けた。 |
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史実上のソ連軍の奇襲効果を再現するため、我が戦線の内側に後置されている装甲師団は、防御的予備に活用出来ず、戦線に張り付くことしか出来ない有様。初期配置時点の防衛ラインの維持は早速不可能と悟り、ドネツ川は「Belgorod」から始まるひとつ内側の防衛線に後退。若干の防御予備を後置し、ひとまず安堵した。(写真1の頃) しかし、金井さんのまたさんは、ドイツ軍に息つく暇を与えずと、「Golovchico」から「Graivoron」の間を突破し、正に我が軍絶体絶命かも!!(と、心の中は既に「ムンクの雄叫び」) 我が軍は、ついに「Belgorod」を決意。何とか部隊をかき集め、地形とスタックの山(とても知れてますが)を築いて第三戦線へ撤退。第三の戦線で最も気が抜けないのは、「Bolshaya Pisarevka」と「Begodkhov」の街道を平行に走る戦線であった。この頃には待ち望んでいた装甲師団が増援として登場するため、戦略移動を活用し、何とかそこに戦線を張る(写真2の頃)。この附近の戦線には、スタックの山がうず高い2個戦車軍団が突破の急先鋒に立ち、目覚しい働きをしていた。私は脅威の存在たるそれらに装甲師団を集結させ、戦車戦を挑んだ。この期に及んで両軍は(ソ連軍は仕方ないにしても)、お互いが放つ砲弾をお互い跳ね返すスカを連発。強力なルーデルの大砲鳥もどういうわけかスカ。一進一退の攻防が続いた。が、対戦車値が優勢な我が軍が、ついに戦車戦を制したのであった。このへんで、やむなく時間切れとなりましたが、生存率が高いソ連軍は、依然として強力な戦力を保有しており、またまだドイツ軍としては戦線全体として予断を許さない情況。また東部に目をやれば、「Belgorod」のすぐ南方を守備する歩兵は、戦力が低いか、傷だらけの状態であり、地形としても防衛陣地がドネツ川まで伸びておらず、もし戦線が敗れてしまえば今度こそはハリコフの外縁の防衛線まで後退せねばならないと考えられます。金井さんは所要で、途中欠場となってしまい、その後の全ソ連軍を引き継いだ「またさん」、後で聞けばRPGのプレイヤーとのことでしたが、金井さんのレクチャーに従い、立派に戦っておりましたことをこの場を借り、御報告致します。 |
ありがとうございました。さて、最後は、レポートは届きませんでしたが、いくつか写真がありましたので、簡単なコメントだけつけて公開しようと思います。 |
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というわけで、第21回例会の報告はここまでです。次回開催は9月28日(日)。運動会シーズンで、むちゃくちゃ気候のいい時期ですね。私も身体を動かしたくなってきます。 |