第23回例会 |
うむむ、最近、原稿の集まりが悪いみたいです。無名戦士では『BIG野球』を除いて、一期一会的なゲームの対戦が多いので、珍しいゲームについては、ぜひ簡単でも結構ですので、対戦メモをいただけると、貴重な財産として残すことができますので、ぜひご協力お願いいたします。
こう見ると、ゲームばかりしてるなあ。こりゃあ彼女もできんわな。というより、山、行ってないぞ。では、遠田さんより基調報告。 |
さて、23回例会のレポートです。 どうも会場を「和室」にすると参加者が多くなる傾向があるようです。この日も新しく顔を見せてくれた新籾氏含め18名の参加者となりました。「無名戦士」ますますもって成長中といったところでしょうか。今回初参戦の新籾さん、名古屋からはるばる久々参戦の内田さん。今後ともよしなに。。和室で18人ということで、またまた玄関先に陣取って「BIG野球」が始まってるわ、フルマップ3枚のゲームが広げてあったりで和室内は全員のZOCって感じでした。BIGゲームの方たちには窮屈を感じたかも知れませんね。すいません。次回は確か研修室だったと思います。まあ皆さんがそれぞれ楽しんでいただけたらそれで結構です。今後も、より良いゲーム環境作りを目指して管理人えんだは頑張りますので、ご支援ご鞭撻をよろしゅうお願いいたします。そしてもうひとつのBIGニュースとして、ついに「久野御大」結婚が決まったようです。おめでとうございます。挙式は4月ということだそうです。全体のゲーム状況ですが、以下のようになっています。いつものように「抜け」があったらすいません。ご了承ください。
と、まあこんなところです。 では、私のレポートを、この日、本来ならば先生との『アフリカンキャンペーン』決着戦を行う予定でしたが、先生が仕事で参加できなくなり、急に入江さんに対戦を申し込んでありがたく受けていただきました。しかもゲームも私の推薦で……。入江さんサンキュです。 |
ゲームは『Clash of Giants(GMT)』の「Marne」。第1次大戦もので、ドイツの1914年パリへの進撃と、連合軍の反撃を扱ったもの。「Clash of Giants」では「Tannnenberg」がメインストリームでプレイされている中で、私自身「Marne」の可能性を見出したいと思って対戦していただきました。陣営は、入江氏のドイツ軍とえんだ連合軍です。 |
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ルールは非常に簡単で、各陣営の軍団単位でどの軍団から移動をはじめるのかチットを引き、チットを引かれた軍団はそれぞれに用意されている移動力表でもって移動力を決め、移動する。一方の陣営全部がこの方法で移動を完了したら、メイアタックで戦闘を解決し、他方のプレイヤーターンに移る。各軍団ごとに決定される移動力は結構な幅があり、ある軍団だけが突出しないように注意をしなければならない。戦闘解決も特殊で、自分の損害は自分でダイスを振り決定するもの。最初は妙な気分だが、結構ゲームにマッチしていて面白い。自分のユニットの不甲斐なさや、頑張りが実感できたりするのである。 |
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このゲーム、戦闘時の練度はダイスを振って天に任せるという考えでやると、敵に対しより多くユニットを並べたほうが有利にできており、特に親衛隊のようなヒーロー部隊はまったく存在しない。改めて「戦いは数だよ。アニキ!」っていうドズル・ザビの言葉を思い出しながら、ユニットと戯れていました。結果、ついに連合軍が、ドイツ軍支配下の勝利ポイントへクス「Crecy-en-Valois」と「Soissons」を最終ターンに開放し、勝利しました。最後のマップを見るとセットアップに戻った?感じでなんか妙でしたね。感想としては、「結構面白いんじゃないの?」です。今回、入江ドイツ軍の初期の移動決定ダイス不振、より消極的な機動で連合軍が勝たせていただきましたが、ドイツが攻撃する側有利(2:1以上)の戦闘をもっと仕掛けていれば戦いはどうなっていたかわかりません。確かに戦力バランスはドイツ軍不利ですが、「負けない戦い」はできる感じですね。また是非対戦しましょう。ほかの人、やってみたくなったらやりましょう。プレイタイムが手ごろなのが何よりの利点です。 |
どうもありがとうございました。では、次は富樫さんから丁寧なレポートです。 |
『La Bataille des Corunna-Espagnol』のリプレイ報告(イギリス軍担当者:富樫) 1)はじめに『La Bataille des Corunna-Espagnol』(以後コルーニャと略)は、Clash of Arms Games社が「Batailleシリーズ」として提供している戦術級ナポレオニックの内の1つです。 |
なお史実では、コルーニャへ撤退していく英軍1個軍団弱に対し、スルト将軍率いる仏軍1個軍団+竜騎兵部隊が被害の出過ぎない程度に追撃しました。結果、英軍の主力はコルーニャを脱出しましたが、殿軍を率いていたムーア将軍が死亡したとのことです(伝聞なので、ちょっと自信がありません)。 2)作戦方針 約2個師団が後方にいるため、到着までの時間を稼ぐべく、初期配置はなるべく低い位置に構えました。また大隊の前に軽歩兵部隊を散兵展開し、英軍の得意な射撃戦に持ちこむことを考えました。 3)プレイ経過 仏軍は英軍と同様散兵部隊を展開し、英軽歩兵部隊と対峙すると同じに、右翼から連隊を縦隊で突撃させます。しかし突撃結果が思ったように出ず、その間に多方面から英軍の射撃を受け、次第にそのアドバンテージを失っていきました。 |
その後は英軽歩兵対仏散兵の本格的な射撃戦に移行し、軽歩兵を半数以上失ったところで現実時間の終了時刻となりました。 |
貴重なレポート、多謝です。では、おなじみの金井さんより、対戦レポートを。 |
今回は高梨さんと『1807:The Eagles Turn East』をプレイしました。 Kevin Zuckerによるナポレオンもの作戦級シリーズの1作で、指揮官名のついた少数のユニットがマップを駆け回るので、フルマップ3枚ですが割合サクサクとターンは進みます。グランド・シナリオの1806年12月始まりで、フランス軍は高梨さん、ロシア・プロイセン連合軍は私です。 |
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開始時フランス軍はワルシャワを押さえているものの、策源とナポレオン本隊が到着するまでダヴー・ランヌを中心とした先遣隊のみでロシア軍と対峙しています。ロシア軍も本国方面に下がった後、後詰めを得て戻ってくるところなので、フランス軍は先手を打って、ワルシャワ北方の主要都市プルトゥスクへの街道上にいるロシア軍の分遣隊を叩きますが、堡塁マーカーがあるためロシア軍も敗走には至らず、有力な戦力を持つベニグセン隊が合流、しかし1部隊では、いなされてこちらもフランス軍を押し返せません。大兵力を持つもうひとつの部隊、ブクスホーデン隊もやってきますが、ベニグセンと同格かつライバルのため、互いに3ヘクス以内には入れず、もたつくうちに、フランス軍も後方の部隊とナポレオンが追いついてきます。ベニグセンが不用意に突出、ZOCで囲まれて終わったかなと思いましたが優勢な砲兵とそのサイの目のおかげで痛み分けで終わり、ブクスホーデンで仕掛けた会戦は戦闘後の判定で決定的敗北には至らず、まだまだたたき合いが続くかな、というあたりで時間切れになりました。このシリーズは久々、このシナリオは初めてとあっておそるおそるのプレイでしたが、高梨さんも戦役の中盤アイラウあたりからのシナリオは何度かプレイされているそうですが、この時点から開始したのは初めてとのことでサイの目のおかげもあって何とか一方的な展開にはならずに済んだようです。 |
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対戦レポは以上です。なんだか、ナポレオニック・サークルみたいだぞ! 頑張れ、海戦派&古代・中世班、そして東部戦線野郎ども! では、写真なども。 |
初めてのプレイだったので反省点は多々あるが、いくつか挙げると…
ゲームとしては、ドイツ軍の前進→泥濘による停滞&ソ連軍の反撃→ドイツ軍の最後の突進を体感できる良いゲームだと思う。オッズシフト、ダイス修正を一切廃した戦闘チャートについては賛否両論あると思うが、私は嫌いではない。ターンごとに移り変わる戦闘結果表はドイツ軍のステップロスに満たないような戦力の低下を単純に表現していると思うし、それをオッズシフトにしてしまえば良かった感もあるが、オッズ解決ゲームを長時間プレイ中に、コラムシフト&ダイス修正を考えながらユニットを移動している時に考えすぎて思考停止に近い状態になることはないだろうか(私だけ)? これらの要素はプレイヤーに少なからず負担をかけていると思える。人によっては、非常にシンプルで物足りなさを感じる方もいるとは思うが、1日で十分プレイ可能なレベルであり、それでいて心地よいレベルの思考を要求するゲームといえる。私の中では、少しソロプレイをして是非リベンジしたいゲームとなった。『5回目の電撃戦』にもチャレンジしたい。 |
レポートを寄せていただいた片山さんは、後日『5回目の電撃戦』をプレイしたとのこと。「ズベズダ作戦」シナリオに関する重要なエラーを指摘してくださいました。では、ここからはプレイされたゲームの写真を。 |
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